専用サーバー・VPSの選び方
専用サーバー・VPSの選び方専用サーバー、VPSは共用サーバーと違い、一台のサーバーを一人の契約者で使用(またはその状況を仮装)するため、
  共用サーバーに比べてたくさんの機能やサービスを利用することができます。またディスク容量も大きいため、
  本格的なWebサイトの作成、運用や法人で多く活用されています。ここでは専用サーバー、VPSの選び方について説明いたします。
- 自由度が高い分複雑な機能とサービス
- 専用サーバー、VPSは他の契約者と環境を共有しないため、高い自由度の元でサーバー環境を満喫することができます。
  
 しかし、利用できる機能やサービスが豊富な反面非常に複雑で、手間がかかります。
 
 ですので、いろいろな機能がついているからと、ムダに月額費用のかかるサーバープランを選ぶのではなく、
 作成、運用するWebサイトで展開するサービスなどを考えて選ぶことが重要です。
 
 その際に考えるべきなのが、最近増えてきているカスタマイズ可能なサーバープランです。
 利用目的にあわせて機能やサービスを個別に選択すれば、高性能なサーバーを無駄なく存分に活用することができます。
- 共用サーバー選びのポイント
- 次に具体的な専用サーバー、VPS選びのポイントを比較しましょう。
 重要なポイントは下記の三つになります。
- ・OSの種類
  
 ・ハードウェア
 ・サポート体制
- 借りようと思うサーバープランをいくつかピックアップしたら、それらを上記の項目で比較して、最終的な選択をすれば失敗することもないでしょう。
- ■ OSの種類
 OSの種類とは、サーバーに搭載されるOSが何かという種類の問題のほかに、バージョンを含みます。
 専用サーバーやVPSではサーバープランとの契約の際に、OSとそのバージョンを選択できる対応が多く存在します。
 
 OSとバージョンは多機能で一番新しい物を選べばいいのではないか。実はそう単純にはいかず、性能のいいOSを導入しても、
 それが使えなければ意味がありません。
では、OSやバージョンは何を基準に選べばよいか。それは管理者との相性に尽きます。
 
 サーバーを借りればそれを管理する人がいるはず。管理する人が最も使い慣れたOSを選ぶようにしましょう。
 そうすれば、利用方法に悩むことや、ミスなどもなくスムーズな運用ができるでしょう。
- ■ ハードウェア
 専用サーバー・VPSでは、ハードウェアのスペックについても選択できるものが多く存在します。
 スペックの高い(性能のいい)ものを選べば、安定性でも使い勝手の面からも快適なサーバー環境の下でサイトの運営をすることができますが、
 コストも当然それなりにかかることになります。
 
 ハードウェア関連の費用は多くのサーバー会社で、月額料金よりも初期費用のほうに組み込まれている傾向にあります。
 長期間利用するのであれば、一時的に高い金額を支払うことになっても満足のいくものを選びましょう。
 
 そうでないと、せっかく契約したサーバープランに満足できず、乗り換えをすることで逆に費用がかさんでしまうことにもなりかねません。
 また、サーバーの乗り換えは、金額以上に多くの手間を伴います。
 満足のいくものを長期にわたって利用すべく、一度の費用に回されず、納得のいく選択をするよう心がけましょう。
- ■ サポート体制
 特に専用サーバーの管理、運用には高度な技術と専門的な知識が必要となります。
 これらについてはサポートについても同じことが言え、ユーザーからの問い合わせ、とりわけ緊急を要する場合の電話サポートでは重要です。
 
 言い換えるなら、電話でのサポート体制が整っていて、担当者がスムーズに障害やトラブルに対応してくれるサーバー会社は、
 会社全体として高度な技術と専門的な知識を有しているといえ、信頼できると考えられます。
 
 しかし、契約時にサポート状況を確認することなどできないため、サーバープランを選ぶのに、実際にサポート対応を見て、というわけにはいきません。
そこで役に立つのが無料お試し期間です。お試し期間中にトラブルが発生したら、サポート体制をチェックするチャンスです。
 また、無料お試し期間がない場合でも、借りようと思っているサーバープランにつき質問をしてみるのもいいでしょう。
 
 これらの対応につき、的確かつ迅速でわかりやすければ、実際のサポート対応もいいはずです。
 サポート対応が悪い、又は求めているものと違う場合は、契約後、サイト運営に重大な支障をきたす場合もあるのでくれぐれも気をつけましょう。