レンタルサーバーの乗り換え

レンタルサーバーの乗り換え
レンタルサーバーの乗り換えとはレンタルサーバープランを他のものに変更することをいいます。
現在の環境に不満があっても、それが追加オプションなどで解消できるのなら問題がありませんが、
解消できないのであれば、レンタルサーバーの乗り換えを考えなければならないでしょう。
ここではレンタルサーバーの乗り換えについて、手順と注意点を説明いたします。

レンタルサーバー乗り換えの手順

1.レンタルサーバー会社選び
レンタルサーバーを乗り換えるにあたっては、まず現在のレンタルサーバーの不満をチェックし、
その不満を解消できるレンタルサーバー会社を選ぶところから始めましょう。せっかく乗り換えてもそれが失敗だったというのでは意味がありません。

その際、これまでのWebサイトの運営がドメインの取得をしていない場合は、会社選びの基準としてドメイン取得を代行してくれるのかどうか、
またしてくれるのであれば料金はどれくらいなのかというところまで細かく調べた上で、選ぶようにしましょう。
2.レンタルサーバー会社との契約
希望の条件にあうレンタルサーバー会社を見つけたら、早速申込みをしましょう。
その際に乗り換えであることをあらかじめ伝えておけば、その後の作業がスムーズに運びます。

乗り換えれば当然それまでの契約は途中で解約ということになります。
レンタルサーバー会社によっては途中解約に特別な条項を定めているケースもあるので、解約時にはその点にもしっかり目を通すよう注意しましょう。

また、乗り換え前がプロバイダであった場合は、それまでのURLやメールアドレスは使えなくなってしまうので、
URLやメールアドレス変更のアナウンスが必要になります。乗り換えは期間に余裕をもって行うようにしましょう。
3.データ登録
契約が済んだら使用していたデータとメールの設定を、乗り換え先のレンタルサーバーに登録し直す必要があります。
登録後、乗り換えを行ったサーバーのデータをインターネット上で公開してもよいなら、ドメイン情報の変更を頼みましょう。

この変更作業はレンタルサーバー会社が行ってくれます。 変更はその反映に若干時間がかかりますが、
変更が完了すればWebサイトを閲覧しようとした人は、自動的に乗り換え後のサーバーにあるデータを閲覧するようになります。

レンタルサーバー乗り換えの注意点

レンタルサーバーの乗り換えは、移転後の新しい環境に慣れたり、各種設定の変更など煩雑な作業を伴います。
ですので、スムーズに乗り換えを行い、かつ閲覧者に迷惑をかけまいと思うのであれば、

乗り換えは旧サーバーの契約期間に余裕を持って行うようにしましょう。
旧サーバーとの契約期間が残っていれば、乗り換えにトラブルが発生したり、予定していたよりも手間がかかってしまった場合でも、
閲覧者は旧サーバー上にあるデータを閲覧することができます。

もし、乗り換え完了前に旧サーバーとの契約が終了してしまうと、閲覧者はWebサイトを閲覧することができず、
それによりブックマークやリンク集から外されてしまい、乗り換え完了後のWebサイトのアクセス数を減少させてしまう恐れがあります。

またレンタルサーバー会社によっては、期間満了前の解約につき違約金の定めを設けているところもあります。
ですので、乗り換えのタイミングとして、旧レンタルサーバーとの契約が満了するひと月ほど前に乗り換えを行い、
しばらくは併用しつつ、閲覧者を乗り換え後のレンタルサーバーデータのほうへ誘導するようなタイミングとスケジュール作りを考えましょう。